ファシリティマネジメント(施設管理)
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ビジネスセグメント

前回、施設管理業務における実業務をマネジメントする業務である「ファシリティ・サービス・マネジメント」についてご説明しました。今回は、私たちのビジネスセグメント(※1)毎の提供サービスのフレームについてご紹介します。

 

「施設管理業務のマネジメント業務のアウトソーサー」である私たちの主なサービス提供先は、①一般企業のお客さま、②アセットマネジメント会社・ビルオーナー・賃貸マンションオーナーのお客さま、そして③マンション管理組合のお客さまです。これらのお客さま毎に、事業カテゴリを設定しています。即ち、①「コーポレートファシリティマネジメント」、②「プロパティマネジメント」、③「マンションマネジメント」の3つが、私たちのビジネスセグメントとなります。

 

これらの異なるビジネスセグメントにおけるマネジメントには、それぞれに専門的なノウハウが必要です。したがって、一般的には、特定のセグメントに特化したマネジメントサービスを提供する会社が多いと思われます。たとえば、「プロパティマネジメント」を専門にするPM(プロパティマネジメント)会社、「マンションマネジメント」を専門にするマンション管理会社などです。「コーポレートファシリティマネジメント」においては、私たちのように、マネジメントにスコープして事業展開をしている会社は、少ないかもしれません。

 

では、異なるビジネスセグメントを同じフレームでマネジメントすることはできないのでしょうか。私たちは、“可能である”と考えています。なぜなら、3つのビジネスセグメントをマネジメントするための共通の専門性が存在するからです。それが、私たちのサービスのひとつである「ファシリティ・サービス・マネジメント」、つまり、「サイトマネジメント」「業務設計」「業務実施管理」「ファシリティデータ管理」「改修・修繕計画立案」の5つの業務です。

 

一方で、「ファシリティ・サービス・マネジメント」の提供のみで、異なる専門ノウハウを必要とするビジネスセグメントに対応できるでしょうか。答えは、“ノー”です。私たちは、共通サービスである「ファシリティ・サービス・マネジメント」をベースに、異なる専門サービスをそれぞれのビジネスセグメントに提供しています。「コーポレートファシリティマネジメント」では「ファシリティ一元管理」、「プロパティマネジメント」では「プロパティ管理」、そして「マンションマネジメント」では「マンション運営」です。

 

ビジネスセグメント毎に提供されるサービスを標準化し、さらにはモジュール化することは、高い専門性の確保と向上とともに、個々のお客さまのニーズへの高いアダプタビリティを保持することにつながると考えています。次回より、それぞれのビジネスセグメントにおける共通サービスと専門サービスを、事例を挙げながらご説明します。(大の字)

 

(※1)      ビジネスセグメント: 属性により分類した事業領域
[2012年8月公開]

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