ファシリティマネジメント(施設管理)
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ファシリティマネジメント分野におけるIoT活用

製造業におけるIoT(Internet of Things)活用は、ドイツが官民一体で推し進める巨大プロジェクト「インダストリー4.0」によって、大いに盛り上がっています。「インダストリー4.0」は、IoTを使って多くの企業や工場を結び、生産に関するデータを共有し、受発注から生産管理までを自動化するなど、生産過程のデジタル化によって、21世紀の製造業を根本的に変え、製造コストを大幅に削減しようとするものです。日本においては、「第4次産業革命」と表現され、経済産業省が海外に後れを取らないよう推進を図っています。

 

このような中、ファシリティマネジメント分野でもIoTの活用に期待が集まり、多くの企業が開発を進めています。

 

大手電気機器メーカーからは、設備の遠隔監視を迅速に実現できるクラウド環境のシステムが登場しています。あらかじめ管理対象の設備機器の種別や属性情報、インタフェース、データ種別の情報などをテンプレート化して準備し、自動的にIoTの基盤に登録可能となっており、これまで利用部門ごとに実施していた準備作業や現地作業のエンジニアリング業務を大幅に短縮できるシステムとなっています。

 

また、大手エレベーター会社は、クラウドコンピューティングを活用して複数のビルや事業拠点のエネルギー、セキュリティ、ビル設備の一元管理を行うシステムを開発しました。エレベーターの遠隔監視などを行っているカスタマーセンターと全国約350拠点のサービス拠点を活用し、24時間365日体制でビル設備・機器の故障監視が可能であり、顧客からの問合せや緊急時の出動にも迅速に対応できるシステムとなっています。

 

このようにファシリティマネジメント分野におけるIoTの活用は、多くの企業が、大手IT企業と連携して、クラウド環境、ネットワーク環境、機械学習エンジンなどは最新の技術が導入されています。今後、さらに進化し、リアルタイム解析技術を活用したエネルギーモニタリングやエネルギー使用量予測、建物設備の予兆診断などのアプリケーションが出現するのは時間の問題かもしれません。(レイクトラウト)
[2016年11月公開]

 

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