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Igr測定システム
私たちがマネジメントしている生産工場での業務として、重要な業務の一つとして漏電対応があります。
通常、漏電調査は電路全体を停止して個別回路の絶縁測定を行い、故障の原因を特定するのが一般的です。したがって、故障設備以外の設備も停止が必要となり、漏電発生の度に、すべての生産設備を停止しなければいけないという大きな損失が発生してしまいます。そのため、電路全体を停止しての調査に躊躇してしまうケースもあり、危険な状態が放置されてしまうことも考えられます。
今回は、生産設備を停止せずに漏電箇所を特定することができる「Igr測定システム」を設置した事例を紹介します。
「Igr測定システム」の原理としては、専用の機器を設置し、電路に系統周波数と異なる微弱な低周波交流電圧を、大地と電線間に重畳させて漏洩電流を監視します。通常のI0方式とは違い、対地間の静電容量の影響を受けないため、故障時の漏洩電流のみを正確に捉えることが可能です。活線での調査以外にも、漏電遮断器の設置されていない電路の漏電の検出および通知がオンタイムで行われるというメリットがあります。今までは漏電が発生していても、感電や設備の誤作動などがあって初めて漏電と分かる場合があり、非常に危険な状態であるにも関わらず漏電に気がつくことができませんでした。「Igr測定システム」では漏電発生とともに、任意で登録した担当者に漏電を伝えるメールを自動的に配信する機能を付加することができるため、迅速な対応ができるようになり、漏電火災や感電のリスクを大幅に減らすことが可能になりました。
導入にあたっては、初期投資や常時監視の月額費用、夜間の緊急対応なども発生しますが、何よりも安全には替えがたいものといえます。(えくぼ)
【2019年10月公開】
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