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大学施設におけるゴミ箱の再構築

私たちは、2019年4月より、茨城県にある大学施設のマネジメント業務を受託し、日々の業務や大学施設管理のご担当者との月次定例会議を通じて、様々な課題を抽出し、それらの解決に向けての取り組みを進めています。

 

その中の一つとして、ゴミの分別状況が悪いという課題が挙がりました。実際に確認したところ、ゴミが分別されず、種類に関係なくゴミ箱の中に入れられていました。

 

大学施設には、学生をはじめとした多くの人が出入りします。マンションなどの居住施設とは違い、「自分のもの」といった感覚が薄く、このような問題が浮かび上がるのは仕方のないことと言えるでしょう。私たちはこの課題を解決すべく、トライアルとして1フロアにて「ゴミ箱の再構築」と称し、いくつかの施策を実行しました。

 

まず、ゴミ箱の設置箇所・個数を通行量が多いところなどの必要な箇所に絞って設置することとしました。具体的には、1箇所に2種類のゴミ箱を1フロア5~7箇所ほど設置していましたが、今回の「ゴミ箱の再構築」により、1箇所に3種類のゴミ箱を1フロア3~4箇所設置へと変更しました。

 

次に、ゴミ箱の表記を変更しました。上記の通り、1箇所に2種類のゴミ箱を設置していましたが、「燃やせるゴミ」、「燃えないゴミ」という表記だったため、どちらに捨てて良いか判断がつかない場合も考えられます。そこで、ゴミを捨てる際に迷わないように「一般ごみ」、「ペットボトル」、「カン・ビン」という表記に変更するとともに、イメージでキャッチしやすいようにアイコンを併記しました。

 

最後に、ゴミ箱の表記を変更する際、洗剤を使用してゴミ箱の拭き上げを行いました。長年使用している物なので新品同様にはなりませんが、少しでも綺麗に使おうと思ってもらえるように清掃を実施しました。

 

このような取り組みの結果、大幅に分別状況が改善されました。この結果を大学施設管理のご担当者からも高く評価をいただき、範囲を広げて実施することとなりました。

 

このように建築や設備など建物自体が抱える課題を解決するだけではなく、運用方法を考えていくことは、施設をマネジメントする上で非常に重要です。ひとつひとつ丁寧に解決していき、施設全体の最適化を目指していきます。(えくぼ)

 

【2020年1月公開】

 

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