エレベーター機械室の倉庫への変更工事

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私たちがマネジメントしているA社の研究施設で実施した、「エレベーター機械室の倉庫への変更工事」をご紹介します。

A社の研究施設では、竣工時より油圧式エレベーターを使用していましたが、機械室を必要としないエレベーターへとリニューアル工事を実施しました。この工事に伴い、エレベーター機械室内にあった油圧装置やその他機械一式が撤去されることとなりました。その際にお客さまと相談し、将来的にはこの空いた機械室内の空間を何かに有効活用できるようにしていこうという話が挙がりました。そのため、経年劣化していた機械室内の壁の断熱材除去と補修をして、倉庫として利用できるように改修を行いました。

その後、倉庫として活用する準備は整ったものの、約2年間は使用されることがありませんでしたが、お客さまより災害備蓄品を5年計画で買い揃えて行くプランを相談された際に「元エレベーター機械室倉庫」を保管場所として利用することを提案し、実施する運びとなりました。元より災害備蓄品の保管スペースとしては、地下にあるトイレを改修して倉庫として利用している場所を使用していましたが、2年前から空き状態になっていた「元エレベーター機械室倉庫」を活用する良い機会だと考え、提案しました。

「元エレベーター機械室倉庫」を「防災備蓄品保管用倉庫」として利用するに際し、先行して災害対策用キャビネットを3台設置し、その後に災害備蓄品を納品しました。結果として不要となった空きスペースである「元エレベーター機械室倉庫」の有効活用に寄与しただけでなく、災害備蓄品を「地下倉庫」と「元エレベーター機械室倉庫」の2ヶ所に設置することとなり、有事の際、どちらかが使えなくなったとしても、もう片方に置いてあるものを使用することでリスクを分散させることもできました。

お客さまからも喜びの声をいただき、今後も引き続き、5年計画で災害備蓄品を買い揃えていく予定です。今後も、私たちは不測の事態に備えた提案により、リスクマネジメントの実践に寄与していきます。(えくぼ)

【2020年9月公開】

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