30年越しのトイレ改装

ファシリティマネジメント（施設管理）
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OUR SERVICE

私たちがマネジメントしている大学にて実施した、トイレの改装工事をご紹介します。

事の発端は、「在学中の学生はもちろんのこと、入学を検討している方にも喜ばれるような魅力溢れるトイレに改装してほしい」というお客さまからの依頼でした。開学から30年を経過している中で、トイレに関しては新築時のままであり、和式便器が大半を占めているような状況でした。少子化により学生数が減少傾向にある中で、一つでも多くの魅力を感じてもらえるような大学にしたいという背景もありました。

私たちは、現在では当たり前のように導入されている温水洗浄便座の設置を提案することはもとより、その他に付加価値として提案できることはないかと模索しました。そこで、着目したのが、学生数の変化です。

開学当初は女子大として運営されていたことから、既存のトイレは、女性用トイレの便器の数が男性用トイレに比べてはるかに多い状況でした。しかしながら、現在の学生数に着目すると、共学として運営されていることから女子学生の数は減少しており、トイレに関してはむしろ便器の数が多すぎるということが判明しました。

私たちはその分析をもとに、女性用トイレにおいては、既存の便器の数を減らしてスペースを作り、化粧鏡および化粧台を設置する案を検討しました。トイレは用を足すだけでなく身だしなみを整える場所としても需要があり、そういった目的で使用されることも少なくありません。特に、身だしなみに気を使いたい女子大学生にとっては魅力に感じてもらえるのではないかと考え、私たちは提案を進めることとしました。

結果として、既存設備のグレードアップだけではなく、広い視点を取り入れた私たちの提案が実を結ぶ形となりました。この提案は、単なる一工事業者ではなく、総合的なマネジメント会社として常にお客さまの業務支援をさせて頂くことで、状況や要望を多様な側面から観察できたからこその結果と言えます。

そして、私たちはマネジメント支援という立場で携わり、約2ヶ月をかけ工事を行い、無事故で完工しました。仕上がりを見たお客さまからは、「イメージが大きく変わり、学生も喜んでくれると思います。お任せして良かった。」との感謝のお言葉を頂きました。

お客さまのパートナーとして、マネジメント会社の知見を活かしながら、今後も建物の価値を高めて参ります。(えくぼ)

【2021年8月公開】

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