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手洗い器自動水栓化
私たちがマネジメントしている工場で実施した「手洗い器自動水栓化」について、ご紹介します。
2021年1月、都営大江戸線の運転手など39人が新型コロナウイルスに感染したとの報道がなされました。集団感染した経緯として、歯磨きなどで使用していた洗面所の手回し式蛇口を介し、感染が広がった可能性が高いと言われています。
洗面所の手回し式蛇口に限らず、職場や公共の場にてドアノブや共用のパソコンを使用する、トイレの蛇口をひねるなど、人が触った物を他の人が触るような物体の表面を介した間接的な接触によりウイルスが手に付着する場合があります。ウイルスが手についたまま食事をしたり、眼や鼻をこすったりすると、手から粘膜へウイルスが付着するため、 感染してしまいます。
そこで、私たちは少しでも間接的な接触による感染を防ぐため、日常清掃によるドアノブや階段手すりの消毒のほかに、手を触れずに操作できる手洗い器の自動水栓化を提案しました。通常、自動水洗は電源を必要とすることから、コンセントを取付けるための電気工事が必要となるのですが、費用が掛かること、取付けに壁を傷めることなどのデメリットを鑑みて、現在設置されている蛇口を取外し、すぐに取付けが可能な電池式の自動水栓を選定しました。
自動水栓化にするメリットとして、既存の水栓ハンドル部を取外し、自動水栓の本体をかぶせるだけで交換が可能なこと、電気工事などの必要が無く乾電池式で低コストでの施工ができること、自動水栓にすることにより約30%の節水ができることが挙げられました。このようなメリットを私たちがマネジメントしている工場の施設管理ご担当者に説明し、採用していただきました。主に工場内のトイレや更衣室などに取付けています。
都営大江戸線における報道がなされてから、全国的に自動水洗の注文が殺到したこともあり、納品まで時間が掛かる状況でしたが、代理店と根気よく交渉し、お客さまの意向を踏まえた納期にて実施することができました。使用感は今までの蛇口に比べ大変良く、見た目もマッチしていたことから、お客さまからも高評価をいただいています。また、同様に他のお客さまにも展開し、複数のマネジメント物件にて施工を実施しました。
通常の実施すべき業務に加えて、お客さまの満足度をより高めていくために、日々の最新情報に目と耳を傾け、情報収集をしています。(えくぼ)
【2021年10月公開】
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