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「露点監視装置設置工事」

私たちがマネジメントしている生産工場で実施した「露点監視装置設置工事」をご紹介します。

 

露点とは、空気が冷却される時、空気内に含まれている水蒸気が液体になるときの温度のことをいいます。簡単にいえば、その温度になると結露が発生するということです。

 

どこの生産工場でもコンプレッサーは生産に欠かせない重要な設備です。コンプレッサーで圧縮された空気は非常に高温になりますが、その際、体積あたり大量の水分を含むことになります。通常圧縮後の空気はドライヤーで水分を除去しますが、夏季室内高温時は水分を十分に除去出来ない可能性が高くなるため、露点が上がります。それにより最悪の場合、露点が室内温度を超え、製造現場で使用する空気に結露が発生し、製品不良を発生させてしまう可能性があります。私たちは、これを重大なリスクと考え、お客さまに対策工事をご提案しました。

 

提案内容については、当初、コンプレッサー室に露点監視装置を設置し、設備管理員が巡回時確認するという内容で考えました。しかしながら設備管理員は稼働日の日中にしかいないため、夜間や休日も管理するには不十分であるという結論に至りました。そこで、人が常駐する場所に警報を発報させるという方法を採用しました。具体的には、受付に設置してある火災受信盤に警報を取り込むようにし、警報発報時は火災受信盤内の警報が発報するようにします。そして、受付から担当者に連絡がいくシステムになっているため、設備管理員がいなくても異常を確認することができるようになったのです。

 

今回の露点監視装置設置により、現場での不具合が発生する前にコンプレッサー室内温度を調整することが可能となり、生産へのリスクは大幅に削減されました。この結果をうけ、当社では露点監視装置をしていない工場や生産する製品が繊細なエリアに対し、露点監視装置の設置をご提案するようにしています。

 

技術の進歩により、これまでは、人が対応していたことの一部を機器の導入などで補うことができるようになっています。私たちは、様々な情報を取捨選択を行い、お客さまにとって最もリスクの少ない方法を検討し、ご提案することが使命であると考えます。

(yk)

【2022年10月公開】

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