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屋上ドレン改修工事
私たちがマネジメントしている施設で実施した屋上ドレン改修工事をご紹介します。
まずはそもそも「屋上ドレン」とはドレイン、ドレーンとも呼ばれ、一般的には雨水を排水するために屋上(屋根)やバルコニーの床などに設けられる排水用の金物または部位を指します。屋上(屋根)やバルコニーなどの防水面で受けた雨水を集めて雨樋へと流す重要な役割を果たしているものです。
今回の経緯ですが、屋上からのドレン配管(竪樋)が経年劣化により、屋上に近い部分に亀裂が生じて、雨天時にはその亀裂から漏水が発生する状況でした。この経年劣化による亀裂部分を交換するためには、地上4階建ての施設に足場を組む必要があり、相応な費用と工期が掛かるところです。ただ、亀裂から屋外へ漏水するため、近隣からの見栄え以外には大した実害も無いので、お客さまとしても中々実施に踏み切るまでには至りませんでした。しかし、お客さまとしてもいつかは修理をしなければ、という思いがありました。このような状況を踏まえ、私たちが提案したのが「改修ドレン工事」でした。
工程はシンプルで、漏水が発生しているドレン配管(竪樋)に繋がっている屋上のドレン周りを念入りに清掃した後に改修ドレンと呼ばれる部材の蛇腹ホース部(写真)を竪樋に達するまで差し込みます(これで亀裂からの漏水は解消されます)。その後ドレン周りをプライマー塗布の後、改修ドレンを圧着し、シーリング処理・ウレタン塗装を施して完了となります。
この改修ドレンを用いた工法では、足場を組む必要が無いので費用削減、工期短縮になるのははもちろんですが、屋上からの工事となるので、足場を用いた工事よりも安全性が高く、お客さま満足は非常に高いものでした。
そして、この改修ドレンを用いた工事は特別に難しい工事ではないので、他のお客さまへの提案も容易であり、費用対効果が高い提案であると考えています。
今回のように、複数の選択肢を持ち、お客さまにとって最適な課題解決策を提案し続けていくことが私たちの大切な役割の一つであると考えています。
(Jiru)
【2023年 6月公開】
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