ファシリティマネジメント(施設管理)
に関連する最新情報を
わかりやすくお届けいたします。

OUR SERVICE 

カビ除去清掃について

私たちが新たにマネジメントをさせて頂く施設において、屋外共用廊下に黒ずみなどが発生していることがあります。これは決して作業の問題だけでなく、周辺環境や清掃の頻度など複合的な原因で発生しているため、私たちとしては、限られたコストの中できれいな状態に戻し、その状態を維持していくことが非常に重要になってくると考えております。今回は、その内容をお伝えさせて頂きます。

 

作業には2種類の方法を検討することがあります。単に汚れがひどい場合は、専用のクリーナーを用い、床にまんべんなく撒きます。その後、ポリッシャーで洗浄を行い、ウェットバキュームにて、汚水を吸い取ります。汚水は持ち帰り適正に処理を行います。多くの場合はこの方法できれいになりますが、それでも落ちない場合は、カビの発生による汚れが考えられます。

 

カビ除去には、塩素系のクリーナーを想像するこが、こちらは極力使わない方が望ましいと考えています。ご存じのように酸性洗剤と混ざると有毒ガスが発生し人体に重大な影響を及ぼします。また、金属に付着しても腐食に繋がる恐れもあります。さらに外部への流出ということになると環境への悪影響に繋がります。私たちの場合でも、環境負荷への影響を一番に考えかつカビの除去効果が高い専用洗剤という選択をします。それでも落ちない場合に限り、適正に希釈をしたクリーナーにてカビ除去を行います。いずれの場合も汚水の回収をしっかりと行い、適正に処理を行います。

 

この二つの方法で多くの汚れは除去できます。入居者の方に「きれいになりました」と言われたことも一度や二度ではありません。

 

ただ、そのままこれまでと同様の清掃では数年のうちに汚れた状態に戻ります。本来、その後の維持としては、年に数回の定期清掃の実施が望まれますが、予算などの関係上難しいこともあります。私たちの場合は、1回あたりのコストダウンのために定期清掃を実施する時期とエリアの集中、清掃機材の変更などを検討し、同じ金額ではないものの多少のコストアップで回数を増やす提案をすることもあります。また、数年に一度の頻度で今回ご紹介をした清掃を実施するケースもあります。

 

限られた予算の中で「これでいいだろう」という思いでは、施設のイメージはダウンし続けていくと私たちは考えています。限られた予算だからこそ、施設マネジメントのプロがしっかりと業務仕様を構築し、美観を維持していくことが私たちの大事な役割の一つであると自負しています。(P.S.ちか)
【2024年2月公開】

お問い合わせはお気軽にどうぞ

企業施設、賃貸施設、マンション、公共施設、教育施設などの施設管理業務(主に、運営維持業務)の効率化、コスト削減をご検討の際には、マネジメント業務に特化したアウトソーサーである私たちへお気軽にご相談ください。御社のニーズにあわせたご提案や、成功事例をご紹介します。

お電話でのお問い合わせはこちら 03-6821-0681

施設管理ご担当者様の参考となる資料を豊富にご用意しております。
ご希望の方はこちらからお申し込みください。