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ポンプアップ設備導入
私たちは日頃よりお客さまの空調などのユーティリティー設備はもとより、生産に関わるところの電源、給排水、給排気、エアー関連の工事も実施しています。中でも生産に関わる設備で少し変わった提案をさせて頂きましたので紹介いたします。
お客さまから生産設備一式を他事業所から移設したいとの依頼が有りました。内容を聞いてみると生産設備本体に加え、コンプレッサー、分離槽なども含んだユニット全体の移設でした。
当然、移設元と移設先のユーティリティー設備やレイアウトの違いがあるので、先ずはお客さま同行のもと現場に向かうことになりました。色々と確認をしたところ、分離槽が地面に埋め込まれている低い位置にある状況で、レイアウトの都合上、排水管の勾配が取れないということが判明しました。コンクリートを掘っての施工は可能だったのですが、お客さまが費用面で厳しいとのことで再検討の依頼があり、協議を重ねていく内にポンプアップ設備を製作導入すれば上手くいきそうだいうことが分かってきました。
全体の仕様としては、設備からの排水を新たに作成した水槽で受けてポンプアップ、一旦排水を高い位置まで上げ、その後配管に勾配をつけ自重で所定の排水設備まで導くという形です。
仕様を決める際に気をつけたところとしては、基本的には「配管ルートの選定」、「警報設備装置設置」、「水質測定」が考えられます。配管ルートについては障害物の有無や最短ルートにすることによる費用の最小化、警報装置については、ポンプアップ設備が故障した場合の満水による溢れ防止のための自動給水停止、水質については、共用排水設備に排水する水質に問題がないか、それに加え、フィルターの寿命に影響を与えないかというところです。更に、大きなステージを新たに作成したため、外周への手摺設置、動線も考えての機器の配置等にも気を配り、都度お客さまと相談しながら工事を進め完工となりました。
難題がありながらも都度問題を解決しながら無事完工となり、結果お客さまから感謝の言葉をいただくことが出来ました。お客さまとの関りの中で時折イレギュラーな要望がありますが、柔軟に考え、お客さまにとって費用面を含めた対策の提案を続けていくことが、私たちの大切な役割の一つであると考えます。
(Jiru)
【2024年4月公開】
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