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図面の電子化

施設にとって竣工図は非常に大事な役割を持っています。竣工図は施設構造・設備・配管の位置、素材など施設に関する建築当時のすべての情報が記載されており、さまざまな場面で活用されます。建築してから数十年と経過した施設では、竣工図のほとんどが手書きによる青焼き図面(特殊な感光紙で印刷)として保管されています。サイズもA1、A2サイズで製本されたものや折りたたんでいる製本とその保存の形も様々です。現在では、手書きからコンピューター(CAD)に代り製図することが多く、容易にデジタル保存が可能となっております。

 

図面は、竣工後様々な場面で活用されています。

 

【図面の活用場面】
・大規模修繕、リフォーム工事、設備改修時の計画時の参考資料
・施工計画、見積作成時の数量算出

 

【青焼き図面のデメリット】
1.長期保存による感光紙の劣化により見えなくなる
2.紙の折り目部分の破損、破れ
3.紛失リスク
4.印刷が困難(印刷しにくく、破れが起こりやすい)

 

つまり、図面自体を適切に保管してあっても表面の薬品が飛ぶ、薄くなる、折り目の部分の劣化など、貴重な情報が失われるリスクが高いという致命的であることを指しています。

 

私たちのマネジメントしている施設でも、建築から年数が経過している施設は、竣工図はほぼ青焼きでした。また、お客さまからのご依頼により弊社の保管庫で厳重に保管している竣工図も多数ありました。しかし、青焼き図面のデメリットである劣化というものから逃れることができない現状がありました。
そこで私たちは、お客さまに安価で手軽なスキャンによるデータ化・電子化を提案しました。

 

【図面のデータ化のメリット】
1.スキャンした時点で劣化の心配がない
2.破損の心配がない
3.複製は可能(関係者でそれぞれ保管・共有できる)→紛失しても再度複製できる
4.印刷がしやすい
5.検索性が高い(建築・構造・設備など分野ごとのデータ化が可能)

 

お客さまに提案する活動を事業部全体で同じタイミングに提案を進めることにいたしました。そこには、安全性、利便性の向上という大前提を持ちながらも、お客さまに対して少しでもコストを抑えることを意識した行動の現れでした。私たちがある一定の数量を発注することで、データ化にかかるコストの削減ができるよう、協力会社としっかり協議を行い、お客さまの提案を実行いたしました。

 

お客さまにとって大事な資産である竣工図とはいえ、むやみにコストをかけすぎることなく、私たちがお取引をさせて頂いているお客さまがコストメリットを享受できた好例ではないでしょうか。
(MASH)
【2024年6月公開】

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