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塗床提案と品質維持デモ

 

お客さまの施設に常駐させていただくことを当社のビジネスモデルではFMサービスセンターと位置付けています。リアルタイムで「見る」「聞く」ことで、お客さまの要望に沿った提案が可能となります。そして、お客さまの「痒い所」にどうピンポイントに提案出来るのか、過剰なのか不足なのかを見極め、毎年12月には、5年後を見据えた改修修繕工事と維持保全の提案をまとめたレポートを提出させて頂きます。通常は、実施するべき優先順位とともに、写真付きでご提案させて頂いておりますが、写真やカタログだけでは判断出来ないケースではデモンストレーションを行うこともあります。今回は、製造業の施設で実施した塗床の提案について、ご紹介させていただきます。

 

【経緯】

竣工から20年が経過し、床面にひび割れや凹凸が生じ、機能や美観を大きく損ねていた。

(塗布する製品の種類・頻度にもよりますが一般的には、10年~20年が耐用年数となっている。)

そのため、機能回復・改善の必要性が生じていた。

 

【塗床の効果】

①防塵対策

コンクリートは経年劣化により摩耗して粉塵が舞ってしまうという弱点を持っており、製造現場では極微細な塵が異物混入となり不良の原因となった事例もある。

 

②劣化対策

コンクリートは気温や湿度の変化などによって膨張・収縮を繰り返し、経年劣化による床のひび割れが生じる。塗床をすることでひび割れを抑制される。同時にひび割れに水・油が入ることを防ぎ、床の内部腐食を抑制できる。

 

③安全対策

塗装剥がれやひび割れが生じると、人の転倒・台車からの製品が落下のリスクが高い。塗床により安全性が確保される。また施設全体の美観向上に繋がり、従業員のモチベーションにも寄与できる。

 

【デモンストレーション】

塗床後の汚れ進行状況について、お客さまより不安視されていたため、通行が多い場所に試験的に3パターンの塗床を用意し、6ヶ月間の試験を実施。

パターン1:塗装後WAX塗布『コスト:中/汚れ:小』

パターン2:塗装のみ『コスト:小/汚れ:大』

パターン3:塗装後ガラスコート『コスト:大/汚れ:小』 ※光沢あり

  

費用対効果の観点からみて、今回はパターン1が最も適していると判断された。

 

利用目的・環境により評価は常に変わります。高品質・高コストだから、お客さまに合った提案とは限りません。今回のケースは、維持管理にかかるコストの最小化・最適化を目指す私たちのファシリティマネジメントの一例だと言えます。(38)

【2024年7月公開】

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