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直圧直結給水方式への移行(ポンプを使わない直結給水)
直圧直結給水方式とは、水道局からの水道水を直接利用できる最もシンプルな方式となります。多くの戸建住宅で採用されているので、理解がしやすいかと思います。一方、多くの集合住宅では、全住戸の水圧が確保できないため、
1.受水槽と呼ばれるタンクに水を貯め、全住戸に分配する方式
2.増圧ポンプを設置、適正な水圧を確保し全住戸に分配する方式
などの方式が採用されています。
今回、私たちがマネジメントしている葛飾区にある築46年、4階建10戸と小規模な区分所有マンションにおいて、増圧ポンプによる給水方式から直圧直結給水方式へ移行しましたので、ご紹介いたします。
そのマンションでは、増圧ポンプの劣化による故障が発生し、更新時期(約15年経過)に当たることから、直圧直結給水方式の可能性を模索しました。
詳細は省略しますが、以下の流れで進めました。
①水道局への申請・協議
②電力会社への申請
③水道局からの工事許可
④6ヶ月間調査
⑤工事
①から⑤までのすべての工程は約2年にも及ぶ長いプロジェクトになりました。
④では、増圧ポンプ停止状態で、居住者に水を使用して頂きました。結果、問題ないことを確認して、2024年1月に増圧ポンプを撤去して、直結直圧給水システムへ移行しました。
直圧直結工事によるメリットは、
・ポンプ、水槽(ある場合)の清掃・点検費用の削減
・ポンプ、水槽(ある場合)の更新費用の削減
・電気料金の削減
など、維持保全にかかるコストの削減に繋がります。
「壊れたから直す」「更新時期が来たから更新する」ということではなく、よりよい解消方法、未来を見据えた改善方法を提案していくことこそが、私たちの大事な役割だと考えています。(P.S. ちか)
【2024年10月公開】
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