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浄化槽廃止改修工事
世田谷区の施設では竣工から30年来、浄化槽設備が備わっておりました。以前よりこの浄化槽に関し、施設独自に地元の水道会社に浄化槽廃止改修の見積を依頼していたのですが、折り合いがつかず改修工事は頓挫した状態になっていました。
浄化槽法上、規模により頻度などは異なりますが、毎年の保守点検や清掃・汚泥の引き抜きが必要となります。今回の施設では、年3回の保守点検、年2回程度の清掃と汚泥引き抜きが必要となります。
そこで浄化槽廃止に向けた提案の骨子は以下のとおりとしました。
1.浄化槽を残し、維持保全を続けた場合の10年間の総コスト予測
2.浄化槽を廃止し、下水道直結にするコスト
3.1、2それぞれの住民、所有者、環境への影響度
今回、1の提案では、10年かからず浄化槽廃止改修工事と同等のコストがかかることが判明したため、2の提案を推奨し、お客さまからご承諾を頂きました。
工事の内容は、地下に埋まった浄化槽を廃止し、公共の下水道に繋ぎ変える形になります。浄化槽は撤去するのではなく、清掃、消毒後土による埋め戻し、役所に浄化槽廃止届を提出する流れになります。ただ、工事を行うに際しては、排水制限、断水と生活に大きな影響を与えるため、非常に難しい工事となりましたが、事前の提案で伝えておりましたので、大きな混乱は起きませんでした。
東京都では浄化槽設備は珍しい設備になり、私たちでも目の当たりにすることが少ない設備です。また、あまり見たことが無い設備だからという理由で、現状を継続させることが得策とも限りません。将来を見越した提案にむけ、様々なデータをそろえお客さまにご理解を頂くことが私たちの大事な役割だと考えています。
(サスケ)
【2024年11月公開】
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