ファシリティマネジメント(施設管理)
に関連する最新情報を
わかりやすくお届けいたします。

OUR SERVICE 

オーバーレイ舗装工事

私たちの提供するサービスの中には、日常的な維持保全業務だけではなく、お客さまの保有する施設の改修や修繕工事の提案などが含まれます。

 

今回は、製造業のお客さまの工場敷地内で実施したアスファルト舗装の改修工事について紹介します。

 

大型車両の出入りが頻繁にある構内の車道は、轍やひび割れ、「ポットホール」と呼ばれる穴が複数点在していました。「ポットホール」とは、劣化しひび割れたアスファルトの隙間から水が染み込み、アスファルト中の砂粒の接着力を弱め、砂粒の周辺にすき間を生じさせる現象です。冬場などは、昼間に染み込んだ水が夜間になると凍結し体積が増えるため、さらにそのすき間が広がります。一度、すき間が生じ始めると、通過する車両の重みや衝撃で、さらにアスファルトがはがれていくので、早めの対策が必要です。

 

この工場では、長年、このようなアスファルトの劣化を放置せざるを得ない状況もあり、複数の「ポットホール」やひび割れが発生していました。降雨時には路盤下の泥水が湧きでて、製品を運搬するリフトや台車が転倒するような場面も見受けられました。

 

しかしながら、広大な敷地内で、一斉にアスファルト舗装を改修するのには、莫大な費用が必要です。限られた予算の中で、コストを最小限に抑え、さらには、無駄な廃棄物を削減しゼロエミッションに少しでも近づけられるように、その解決策を模索しました。

 

そして私たちは、「オーバーレイ工法」という工法に着目しました。「オーバーレイ工法」とは舗装路盤まで影響が及んでないと考えられるときに、路盤を打ち換えずに表層のみを換える工法です。簡単に言えば、古いアスファルトを専用機械で削り、その上に新しいアスファルトを舗装する工法です。

 

今回の工事では、路盤面まで達している亀裂や深いポットホールは路盤面までの改修を行い、大型車両の通行しないエリアや亀裂が浅い部分はオーバーレイ工法で施工する方法を選択し、コストと廃棄物の削減を実現することができました。この工法は、車道のみならず、駐車場や段差があってつまずく恐れのある場所などでは有効であると考えられます。(P.V)

[2016年6月公開]

お問い合わせはお気軽にどうぞ

企業施設、賃貸施設、マンション、公共施設、教育施設などの施設管理業務(主に、運営維持業務)の効率化、コスト削減をご検討の際には、マネジメント業務に特化したアウトソーサーである私たちへお気軽にご相談ください。御社のニーズにあわせたご提案や、成功事例をご紹介します。

お電話でのお問い合わせはこちら 03-6821-0681

施設管理ご担当者様の参考となる資料を豊富にご用意しております。
ご希望の方はこちらからお申し込みください。