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生産エリア内の床面メンテナンス

私たちがお客さまに提供するサービスの中には、清掃業務のマネジメント業務があります。清掃業務は、手法としては、日常清掃と定期清掃に大別され、対象としては、お客さまの保有する施設の執務エリア(事務エリア)と生産エリアに分けられます。

 

今回は、製造業のお客さまの工場内の生産エリアでの定期清掃、特に、床面メンテナンスのマネジメント業務について紹介します。

 

製造業の工場内では、製造する製品により異なりますが、基本的には、「入荷→製造→出荷」という工程の中で、日々の生産活動が行われ、それに伴い、製造途中の製品や生産に関わる現場スタッフの移動が発生します。

 

そのような環境の中では、台車やトレーの移動が頻繁な床面や現場スタッフの動線上に、黒ズミや汚れが付着します。当然、業務終了時に、現場スタッフがモップ拭きなどの清掃を行い、日常的な汚れは除去できますが、床面にこびりついたこすれ汚れは、日常清掃の範疇では落としきれないのが実情です。

 

このような状況に対し、私たちは、定期的な床面メンテナンスを提案しております。その目的は主に2つあります。1つは、製造業のお客さまのスタッフの5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)意識の一助となることです。製品の不良品率は、現場の5S意識に大きく影響されると言われています。現場スタッフの製品品質に対する意識を高める上でも、床面のクリーン状態を保つことはとても重要なことです。2つ目は、工場内のクリーン状況は、対外的なアピールにつながります。納品先が来場する工場見学では、生産環境のクリーン状況は、取引先にとって、取引に向けての評価ポイントになるのです。

 

具体的なメンテナンス作業としては、生産エリアを共用ゾーン(通路)と設備ゾーンにわけ、それぞれを5~10の小さなゾーンに分けます。そして、これらゾーンごとに床面メンテナンスの年間実施計画をたてます。床面メンテナンスをマネジメントする上でのポイントは、生産現場の稼働状況に合わせ実施計画をフレキシブルに修正することと、生産エリアに塗布されていることが多い「帯電防止性塗料」の保護と相性を考慮した洗浄方法とワックスの選定・塗布の実施管理となります。

 

このように、私たちは、清掃業務を単に対象エリアを単に「綺麗」にするという目的でマネジメントするのではなく、お客さまの生産価値の向上に直接影響している業務であることを念頭に置いて、業務に取り組むように心掛けています。(P.V)

[2016年7月公開]

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