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蜘蛛忌避剤の施工
私たちの提供するサービスの中には、季節に応じて柔軟な対応が求められるものがあります。例えば、台風や大雨による漏水対応、冬には大雪による除雪作業などの対策が要求されます。
今回は、2015年9月に新社屋(工場)を建設された製造業A社様が抱えていた蜘蛛の駆除についてご紹介します。蜘蛛と聞いて規模が小さいと思われがちですが、春から秋に掛けて建物の至る所にたくさんの巣を張り巡らせ、除去してもまたすぐに巣を張り、気を付けていてもなかなか除去作業が間に合わず、意外と対応が難しい対象です。
建物の外壁や窓などに蜘蛛の巣が張られていると景観を損ねるばかりか、日々の維持保全業務の評価にもつながります。さらに、製造業においては、施設そのものの印象を悪化させるだけでなく、品質管理や衛生面における評価の低下にもつながります。
これまではお客さまが、伸縮式の蜘蛛の巣取りブラシや除去スプレーを準備して対策を講じていましたが、規模の大きな施設のすべての蜘蛛の巣除去に手が回らない状況もありました。
そこで私たちが提案したのは、「蜘蛛忌避剤の施工」です。
蜘蛛専用の忌避剤を建物の軒下や外壁などに散布し、蜘蛛の巣の生成活動を中止させます。この忌避剤は、数種類の天然植物から抽出した液と樹皮粉末をブレンドした安全性の高いもので、殺虫剤ではありません。
施工は、まず蜘蛛の巣を除去して施工箇所の清掃をします。次に建物の正面玄関の外壁・軒下に電動噴霧器で噴霧して、窓・サッシには、直接、刷毛で塗布します。噴霧もしくは塗布したところは、無色透明で全く気になりません。
施工後の効果は、雨などで効果低下が懸念されましたが、約3ヶ月間、お客さまは蜘蛛の巣取りブラシを一度も使用せずに済んでいるようです。今後は、年4回実施している定期清掃の時期に併せて、継続的に施工していく予定です。
今回の施工は屋外でしたが、蜘蛛は室内にも巣を張ります。部屋の温度条件によっては一年中活動することもあるようですので、屋内の施工も十分に有効です。
害虫対策は、疾病(感染症)を媒介するハエや蚊、さらには、スズメバチのように毒を有する昆虫に対処しなければならないケースなど様々です。特に近年では、地球温暖化の影響もあり、今まで確認されていなかった未知の外来生物も増えてきているようです。
害虫対策は、今回の事例のように、最新の情報を収集しながら、柔軟な対応が求められる分野です。(P.V)
[2016年10月公開]
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