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PHS回線による機械管理システムの導入
マンションにお住いの方々の生活を守るため、給水や電気などの生活に直結する設備は24時間管理する必要があります。その管理形態は様々ありますが、電話回線を使用した24時間体制の機械管理という形態が最も一般的です。
練馬区に位置する総戸数19戸の投資型マンションには、管理室や倉庫がないため、常駐の管理員を配置することもできず、共用電話線の引き込みもなされていませんでした。
このマンションは、立地および建築条件的に前面道路よりも少し低い位置にエントランスが設けられており、その地下には給水・排水設備が設置されております。そのような環境が影響し、昨今頻発する集中豪雨の際には、マンション周辺の雨水が敷地内に流れ込み、地下に設置されている給水設備の異常を知らせる警報盤が作動(発報)することがありました。
しかし、投資型マンションであるため、マンションに居住している方々は全て賃借人であり、マンションの共用設備に対しての関心度は低く、警報盤の機能や存在に気づかないことや、マンション館内で鳴り響いている警報音がうるさいという理由から、何ら確認もせずにブザーを停止させてしまうということがありました。
さらには、そのような誤った対応により、排水ポンプの異常に気づかずポンプが故障してしまい、高額な交換費用が発生したこともありました。
また、夜中に警報が鳴り響いたため、近隣住民の方々からクレームを頂くこともあり、管理組合さまも何か対策を講じなければとお困りでした。
そのような中、私たちは、無線通信であるPHSを使用する機械管理システムの開発情報を捉え、いち早くお客さまにご提案いたしました。小規模のマンションであるため、一般会計の財政事情も良好とは言い難いものでしたが、投資型マンションにおける賃貸入居者の安全な生活環境の確保は、いわばマンション全体の資産価値の向上に繋がるものであるとの私たちの主張を理解していただき、この投資計画が総会で承認され、PHSを使用する24時間の機械管理システムの設置を実施することができました。(P.V)
[2015年5月公開]
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