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「FPI専有部サポートサービス」 の導入提案
今、多くのマンションで建物や設備の老朽化と共に居住者の高齢化や単身世帯の増加などにより生活環境が大きく変化しており、快適な居住環境を確保して行くためには、どのような施策が必要なのか、私たち管理会社に求められる期待が高まっています。
世田谷区にある築40年を越えたファミリータイプのマンションでは、当時の理事会を構成する役員の方々は、管理組合運営に対して強い危機感を持っており、マンションをハード面とソフト面の両方からよく考察されていました。特にソフト面においては、役員のなり手不足の問題を取り上げ、マンションの2つの老い(建物の高経年化・居住者の高齢化)についてよく話題に挙がることが多くありました。
これまでの問題点を振り返ってみたところ、毎月の定例巡回の際に掲示物の文字が小さいとか、専有部内の問題をどこに相談していいかわからない等の意見があったことを思い出し、改めてマンションの老いについて実感しました。
そこで、私たちは、共用部分の維持管理だけでなく、わずかなコストで日常生活の様々なシーンで活用して頂けるマンション専有部に特化した「FPI生活サポートサービス」という商品を開発し、その商品の導入をご提案いたしました。
理事役員の皆さまには、居住者の高齢化に対する一定の有益性をご理解して頂き、すぐに住民アンケートを実施する運びとなりました。その結果、比較的若い世帯の居住者の方からは、「FPI生活サポートサービス」に支出するコストを別の事案に充当すべき等の意見もありましたが、高齢世帯の方からは「管理会社から紹介された業者であれば、専有部内のことでも比較的安心してお願いできる」、「家具の移動や電球の交換といった“お手伝いサービス”は、足腰の悪い年配の居住者には重宝されるのではないか」などの意見を頂き、この結果を理事会に報告したところ、議案上程して総会で審議を諮るということになりました。
総会の審議の場において、改めて「FPI生活サポートサービス」について丁寧に説明をさせて頂いたところ、アンケートでは比較的否定的な意見を出されていた方にも、マンションの実情に合わせた提案であることを理解して頂くことができ、賛成多数で導入が承認されました。
最近では、マンションを「終の住処」と考える人が増えてきているようです。今後もマンションの規模や実態などの特性を把握し、それぞれにあった施策を提案していきます。(P.V)
[2017年10月公開]
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