ウイルス対策などの「ガイドライン策定」および周知徹底により、安全衛生への取り組み支援を行っている。
企業における「安全衛生」への取り組みは、施設を運営していくうえで欠かせない業務の一つだということには、誰もが同意されるでしょう。しかし、改めて具体例を問われると、意外に答えるのが難しいかもしれません。最も一般的な例としては、「インフルエンザウイルス対策」、「ノロウイルス対策」、そして「熱中症対策」があげられます。私たちは、これらへの対応「ガイドライン」を作成し、施設利用者へ周知しています。
まずは、ウイルス対策です。食堂のテーブルや、出入口のドアノブなどの清掃時に、アルコール消毒を併用する事により、インフルエンザウイルスなどの拡散防止を図ることができます。もちろん、インフルエンザの予防には、各自のうがいや手洗いに勝るものはありません。最近では、手指の消毒用のアルコールを常備している施設も増えてきているようです。しかし、大切なことは、対策を「ガイドライン」として「見える化」し、それを施設利用者へ周知徹底するシステムを整えることです。ノロウイルスに対しては、アルコールはほとんど効果がありません。感染者による嘔吐物処理の際の消毒には、漂白剤を薄めたものが有効です。これについても、「ノロウイルス感染予防/清掃方法ガイドライン」を策定し、万が一のために、「嘔吐物処理キット」も常備するよう啓蒙しています。
熱中症対策については、マネジメント会社として直接の対応は難しいところがありますが、水分補給および塩飴などによる適度な塩分補給の大切さを継続して啓蒙しています。私たちは、熱中症対策へのガイドラインを策定し、塩飴など配備を行っています。
「安全衛生」が施設の利用者の健康に直接的に結び付く側面を持っている点を考えると、やはり適切な業務設計が行われた「安全衛生」対策を行っていく必要があると考えています。